<<<モスクワ ルジニキ・スタジアム<<<

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●欧州CL2008年、2009年の決勝開催都市

2006年秋の総会で2008年と2009年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝の開催都市が既に決定しています。2008年がモスクワのルジニキ・スタジアム。2009年がローマのスタディオ・オリンピコで各々開催される予定です。

モスクワにあるルジニキスタジアムは1956年にオープン、セントラルレーニンスタジアムと呼ばれていた時代もありました。現在はFCトルペド・モスクワと FCスパルタク・モスクワの本拠地となっています。スタジアムは極寒の土地柄もあって全席が屋根付きキャパは8万5000人となっています。ピッチは人工芝を使っていますが2008年決勝戦は天然芝を張り替えて行われることになっています。

2009年の会場スタディオオリンピコは1960年ローマオリンピックのために建てられた歴史のある競技場です。その後何度か改修をされましたがイタリアオリンピック委員会のペトルッチ委員長はこのオリンピコの安全性を更に向上させるため2009年決勝までに約1672万ユーロ（約27億円）をかけて改修することを発表しました。今年2月に発生したセリエの暴動後もその安全性からすぐに観客有りで試合を再開出来たオリンピコでしたが、更に安全性を高めそして近代的なオリンピコの誕生も間近かです。

●モスクワ出発前の準備編　＝先ずはビザを取得＝

さて今回のチャンピオンズリーグ決勝が行われるロシアでの最も重要なことはビザが必要ということです。ビジネス以外でも観光のための入国にも必要ですのでお間違いないように。旅券の残存有効期間は出国時3週間以上あることが必須ですのでお手持ちのパスポートをまずはご確認下さい。またホテルの事前予約を条件にビザが発行されることもあって現地で安いホテルを探して泊まるという事は不可となるようです。

渡航に必要なビザですがロシア大使館、ロシア領事館（東京、大阪、札幌、新潟）で取得します。ツアー参加となれば旅行会社が代行手配してくれるので問題ありませんが個人での渡航は予めのチェックと必要書類を準備万端整えておいた方が無難です。前述のように個人の渡航の場合でも最低でもホテルは予め予約が必要です。ご注意下さい。観光ビザ作成に必要書類は以下となります。

ご自身のパスポート
申請書 （窓口で無料で貰えます）
写真（縦4cmｘ横3cm）1枚（裏面にローマ字名記入）
ホテルの予約確認書　（バウチャー等のコピー）
日程表（滞在2週間以内不要）

ビザは通常1週間又はそれ以上の日数を要します。1週間以内の緊急発行も可能ですが費用がかなり高くなりますので予め余裕を持った申請をお勧めします。通常の申請は5000円の印紙代が掛かります。また旅行社へ代行を依頼する場合は別途手数料1万円前後は掛かるようです。尚麻布にある東京の大使館は地下鉄日比谷線神谷町駅で下車。飯倉方面2番出口を出て右へ行き外苑東通りを右にまがると左手にロシア大使館のがあります。ビザ申の領事部は一旦門を通り越し先にある小門から入ります。 申請、受領と2度足を運ぶ暇のない方は最初からお金を使って旅行会社へ依頼された方が良いかもしれません。

●チケット持参でビザなしでも72時間滞在可能へ

欧州サッカー連盟は5/5にモスクワで5/21に行われる欧州チャンピオンズリーグ決勝チェルシー対マンチェスターユナイテッドの入場券が入国ビザの代用になると発表。入場券を持つサポーター約5万人はビザなしでの渡航が可能となりました。5/19から5/23の間は72時間の滞在が可能となります。但し本人名義のチケットでない場合はトラブル等を避けるため必ずビザを取得することをお勧めします。

●モスクワへのフライト

モスクワへはもちろんアエロフロートが一般的なのでしょうが2007年の夏の時点ではタイ航空が安い料金を出しています。5.5〜8.5万円程度の価格（税金等は別）です。次は中国東方航空、ウズベキスタン航空、中国国際航空、その他大韓航空、ベトナム航空等が比較的安い料金を出しています。アエロフロートはスカイチームへの加盟もあり又夏の観光シーズンは料金高めの設定です。

●ルジニキスタジアム情報　

ルジニキスタジアムはロシアリーグSpartak Moskva、Torpedoがホームグランドとしています。1997年にリノベーションを完了させ現在8万席余りを有する世界最大級のスタジアムの一つです。

スタジアムへのアクセス
地下鉄の1番線（赤いライン）「Sokol'nicheskaya-Line」のSportivnaya駅下車です。