<<<欧州CLスタジアム情報(リバプール編)<<<スタジアム情報メインページへ●リバプールの新スタジアム「スタンリーパーク」は建設中止2007年にアメリカ人投資家のジョージ・ジレットとトム・ヒックス両氏がクラブを買収したのですが2010年4月にリバプールの負債が2億3700万ポンドまでに膨れ上がり遂にこの米国人オーナーたちはチームの売却を決断。ニューイングランド・スポーツ・ベンチャーズ社が買収、オーナーのジョン・ヘンリーによって現在に至っています。 リバプールは2011年の完成を目指して300万ポンドの建設費をかけ新スタジアムを建設するプランを発表していました。現在のアンフィールドの老朽化に加え4.5万人の収容人数を大幅にアップしたい意向で6万席のスタジアムを建築、将来的には7〜7.5万人収容までアップさせる計画でした。ところが遂にこの計画は正式に撤回されました。 2008年米国のサブプライムローンに端を発した世界的な不況でリバプールのスタジアム建設には影が落ち始めます。新しいスタジアムはスタンリーパーク内、アンフィールドから僅か300メートル弱離れた場所で建設される予定でした。2009年11月当時、経営陣は多額の債務返済や補強費用を調達するため新本拠地「スタンリーパーク スタジアム」の命名権を2億5000万ポンド(約375億円)で売却する計画を立てていたようです。2009年9月にはユニホームの胸部分のスポンサーを1992年から続く「カールスバーグ社」を、2010年シーズンよりスタンダード・チャータード銀行へ変更することを決定。年間2000万ポンド(約30億円)の4年契約で締結しました。 ところが地域住民やファンの根強い反対もありリバプールは2012年10/14にアンフィールドに残るという決断を正式に発表。 アンフィールド地区の再開発プロジェクトの一環としてスタジアムを改築し周辺の住宅との共存を図ります。しかし今後もまだまだ紆余曲折が予想されます。それでもこの再開発計画が完了すれば6万人収容の新アンフィールドの誕生となる見込みです。
リバプールへのアクセスは今回マンチェスターからでした。イギリスの鉄道は遅延、運休と散々の評判ですからいくら近いからとは言え早めにマンチェスターを出発しました。もしもロンドンから鉄道を利用しての当日移動を計画されている方がいらっしゃれば相当時間に余裕を持つか或は前日に移動することをお勧めします。
ライム駅からとことこ歩いてクイーンスクエアまで行き見上げるとこのタワーがそびえ立っているのが見えます。これは夜の写真ですがこのタワーはラジオシティータワーと言ってリバプール北西部、北ウェールズ隋一のラジオ局でこのタワーから見渡す眺めは最高です。 さてそのクイーンスクエアにあるツーリストインフォメーションでバスの一日乗り放題券を買い向かったのがリバプールの本拠地アンフィールドです。バスによってはかなりびっくりするのですがスピードを出してぶっ飛ばす、奇麗な掲示板があるバスでも一向にバスストップの案内をしないといった場合も多く慣れない方は外を見てじっくり観察して下車のボタンを押して下さい。スピードを出して途中余り止まらない場合は8〜10分で到着します。試合がある日は混雑しますが逆に安心です。試合がない日の訪問でもメガストア、ミュージアム、スタジアムツアー等は行われている場合が多いのでぜひ観光ポイントとしても立ち寄ってはいかがでしょうか。
<アンフィールドの行き方、帰り方> そして帰りですが試合終了後はアンフィールド前の道路が封鎖となります。このため往路にバスを下車した場所よりリバプール方面へ少し歩いて戻ると多くのバスが待機しています。先頭まで行って行き先表示を確認。ここで「CITY CENTRE」という表示のバスに乗車すればクイーンスクエア手間の終点まで帰ることが可能です。
●エバートンの本拠地グディソンパークへルート表を見て一度引き返しても良いのですがこのアンフィールドからエバートンの本拠地グディソンパークへは徒歩で行く事が出来ます。天気の良い日ならぶらぶら歩いて20分くらいです。駅からアンフィールドへは途中幹線を右に曲がって一本道なので、ここまで(二叉路の所まで)戻って駅へ帰る方向とは逆の方向に真直ぐ行くと着きます。
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