<<<欧州CLスタジアム情報(リスボン編)<<<スタジアム情報メインページへ落ち着いた佇まいのリスボン市内初めてポルトガルの地を踏んだのが2004年欧州選手権の時でした。欧州でも最も行き難く且つホテルが少ないため宿泊事情の悪さは前評判通りで、宿無しの旅行者が溢れていました。そのためか日本人の方を目にする頻度は少なく、その大半は若い方でした。暑いと聞いていましたが比較的湿度は低く、夕方からふく風も心地よいリスボンですから夕方からの観戦にも最適で過ごしやすかったです。現地ではタクシーや自家用車の多くは大会を盛り上げるように自国の国旗を掲げ街全体がユーロ一色でした。これに各国のサポーターが入り交じり大変な熱気となっていました。そんななかでも特筆に価するのはやっぱりイングランドサポーターでした。日本でも報道されたようにファンの一部が暴徒化し各地で機動隊と衝突したとポルトガルのテレビも連日、連夜放送していました。ブレア首相はこれを英国の恥とコメントしていましたが、事実リスボンでのイングランドサポーターは朝からビールを飲み(他国のサポーターも同じなのですがイングランドサポーターはとにかく数が非常に多い)気勢を上げる姿が見られました。リスボンではちょうど大きなお祭りと重なり、今回のユーロが開催されたため、街への人出も通常の数倍の多さとなり、またイングランド対フランスが行われた前日をピークにイングランドサポーターも集結したため、ショットガンを持つ機動隊も出動しての大混乱もあったようです。イングランドだけでなく、朝からビールを大量に飲んで気勢を上げる各国サポーターの姿は地元ポルトガルでも特にサッカーに興味のない人たちにとっては迷惑な話のようで、眉をひそめながら早く大会が終わって欲しいと言っていたのは逆に印象的でした。フーリガンでない人たちでもこの騒ぎですからいわゆる本当のフーリガンが来たらそれは恐怖に違いありません。
さてリスボンにはルスとホセアルバラーデの2つのスタジアムがありユーロでも使用されました。いずれのスタジアムも地下鉄の駅から近く、また市内中心にあるため行きやすい場所にあるのが特徴です。アルバラーデはカンポグランデの駅前、本当に目の前にあるといった感じです。ポルトガルリーグ、スポルディングの本拠地でスタジアム内にはこのスポルディングのオフィシャルストアがあります。ポルトガルの物価の安さもあり意外に安く、お土産としてもお勧めです。 SPORTING/JOSE ALVALADE
もう一つのルスはコレシオミリタールの駅よりこちらも数分に位置しています。駅を降りるとイベリア半島最大と言われるショッピングセンターのセントロ・コロンボもあり多くの人でごったがえしています。ルスもポルトガルリーグ・ベンフィカの新本拠地になっていますが、こちらのスタジアムはユーロで初お目見えし、リスボンでのも大変注目されました。またこの時の決勝が行われるという事もあって異常なまでのテロへの厳重な警戒もあり、敷地内さえも入る事が出来ない状態でした。イングランド対フランスが行われる当日にもスタジアムへ行きましたが、チケットを持たないサポーターが佇む事すら出来ない程の警備で結局ユーロの大会が終了するまでこのスタジアムを間近かで見る事さえ出来ませんでした。
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