2012年欧州選手権観戦情報グダニスクにやってきました。昨年はワルシャワ、クラクフと回ったポーランドでしたが今回はベルリンより空路グダニスクへとやってきました。グダニスクの玄関口となるのはグダニスク・レサ・ワレサ空港です。今回使用したのはベルリンからエアベルリンを使いました。LCCと言ってもきちんと機内食(プレッツェルをチョイス)も出てサービスもなかなかです。
空港に到着して多くの方がすることとと言えば「両替」。残念ながらグダニスク空港到着ロビーには両替所は見当たりませんでした。ATMも到着ターミナルの外に1台あるだけ。ATMの前には長い行列が・・・。しかし、よく考えてみたら市内までは無料のシャトルバスがあります。空港で両替が出来なくても困るとこはありません。市内に出た後に両替やATMでの現金引き出しで対応すればOKだと思います。
空港からC1のシャトルバスに乗って着くのは駅前ではなくちょっと手前のエリアです。初めて着いたばかりの時は「ここはどこ?」と言った感じですがふと見ると表示案内がいくつも設置してあります。スタジアムへの起点となるグダニスク中央駅はこっち、空港行きバスはこちらと標識を見るだけで大まかな位置情報は飲み込めてしまいます。これに加えボランティアの地元学生の方も結構いて旅行者にいろいろと教えてくれているのを度々見かけました。親切にあれやこれやと世話を焼いてくれていますので初めての旅行者でも安心ですね。
さあ到着早々今夜は試合。ゆっくりする暇もなくスタジアムへ向わねばなりません。それでも多少の散策の時間に町中を少しのぞくとショッピングモールにアディダスの巨大シューズやらボールやらあって大会の雰囲気を盛り上げています。 そして空港にはスペインサポーターが目立ったのですがグダニスクの町中にはアイルランドサポーターが目につきました。今夜の試合はアイルランド対スペイン戦ですがまだ夜の試合までには時間があるため多くのサポーターが散策しています。
グダニスクの町中からスタジアムへは電車でのアクセスとなります。電車はグダニスク中央駅(下の写真)から試合開始に合わせて頻繁に出ており全く迷う心配はありませんでした。大きな大会ですとしばしば試合前は日本の通勤ラッシュ並の混雑も多々ありますが今回臨時列車が頻発しておりちょっと早めにスタジアムへ向かえば車内はまったく混雑なしでゆったりとしていました。 但し残念ながら帰りの列車はスタジアムを一挙に出てきたサポーターでごった返します。イングランド等のリーグでは暴動等を防ぐ目的もあって電車を多数投入してその場から去れさせるような工夫がありますがここではそういう対応はありません。それでも多少並ぶ程度で何ら問題は生じませんでした。
さてワルシャワへ列車で5時間掛けてやって参りました。なかなかのハードスケジュールと言うこともあって車内では爆睡、かえって良く寝れて楽な移動となりました。もう間もなくワルシャワという所で車内からワルシャワのスタジアムが左手に見えてきました。昨年訪れた際にはまだ工事中だったスタジアムですが今は立派に完成しています。早く行ってみたい衝動に駆られますが先ずは下車駅のワルシャワ中央駅へ向います。中央駅からタクシーでホテルへ向います。
さてホテルで荷を解いた後は徒歩でワルシャワのナショナルスタジアムへ行ってみました。中央駅へは遠いのですがスタジアムへは徒歩で15分程度の距離で大変便利。最寄り駅のワルシャワスタジアム駅からはすぐ目の前にワルシャワ国立スタジアムが望めます。電車で2〜3駅行ったところが中央駅です。観戦時はチケットを持っていればこの区間の乗車券を購入する必要はありません。 試合まで時間があるため一旦切符を買ってこのワルシャワスタジアム駅よりワルシャワ中央駅へショッピングのため向ったのですが何と切符を買い間違え、且つこういう時に限って出くわす抜き打ち検査官に遭遇。結局チェックを受けてしまい言い訳無用の(またまた)欧州での罰金刑を下されました。単純に買い間違えただけなのですが真面目に一切の言い訳は通用しません。円高、ユーロ安で助かりました!
さて駅からスタジアムの入場ゲートまでは徒歩5分程度です。今回入場時に少々トラブルが発生しました。今まで多くのスポーツ競技を観戦してきましたが、一眼レフカメラを持ち込めなかった経験はありませんでした。それが今回のワルシャワでの試合では持ち込みを拒否されました。大型の望遠レンズを取り付けているわけでもなかったのにこれには少々驚きましたが数日前にポーランドとロシアのサポーターが衝突する事件もあり係員も多少厳しい体制となっていたのかもしれません。
さて今回観戦したいずれのポーランドのスタジアムでもそうでしたがヨーロッパでサッカー観戦をされた経験をお持ちの方はおわかりの事と思いますが、ヨーロッパではサッカー専用のスタジアムがほとんどで本当にとても観戦しやすい!比較的後方の席でも十分に楽しむ事が出来ました。写真に撮るとかなり選手は小さく写っていますが実際に観戦するのには充分です。
グダニスクは時折雨も降り大変寒く真冬の格好でしたがワルシャワは一転、晴天でまさに真夏の様相。普段は余り飲まないビールを大変美味しく頂きました。このワルシャワの試合でロシアはまさかの敗退が決定。あれほど晴天だった天候が試合後は雷も鳴り雨も降る天候へと急変しました。 今回日本からは出足の鈍い大会となりましたが過去の大会に負けないくらい素晴らしい大会となりました。スペインは今大会でユーロ連覇を達成。当初心配されたフーリガンや人種差別の問題もほとんどなく本当に楽しめた大会でした。次回はユーロ2016フランス大会となります。4年後にはまた大会の様子を皆様にお伝え出来ることを楽しみにしています。 そしてポーランドのグダニスクへはLCCのベルリンエアでの入国となりましたが緊縮財政の折、ワルシャワからはLCCのWIZZ AIRでの出発となりました。ご参考まで。
注)記事に関するお問い合わせはお承り出来ませんのでご了承下さい。
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