2014年W杯ブラジル大会観戦情報●W杯2014チケット情報へワールドカップ開催地ブラジルへの旅の準備今回のW杯開催地のブラジルへは入国ビザが必要です。但し観戦チケットを所持している方へは申請料金が免除となります。もちろん旅行会社へ代行をお願いする場合は代行手数料は掛かりますがご自身で直接申請される場合は無料となります。少しでも安く渡航したい私たちにとっては朗報であることは間違いありません。
そして日本から遥か彼方ブラジルではありますがコンフェデレーションズカップに合わせて何度目かとなるブラジルを目指しました。前回訪問から久々の訪問でその様子も様変わりしていると予想しながら日本を旅立ちました。 ●ブラジルへの旅行計画とルート日本からブラジルへは一般的にはカナダ、米国を経由してブラジルを目指す方が多いと思いますが今回我々のスタッフは欧州経由をチョイスしました。理由はニューヨーク経由でも欧州経由でも時間的には余り変らない点。米国はトランジットでも一旦入国しなければならず入国審査も厳しい、且つESTA(電子渡航認証システム)の認証を予め受けなければならない点。そのまま乗り継げない場合は宿泊が必要になるも非常に物価が高い点を考慮し欧州経由をチョイス致しました。 欧州経由の他にもエミレーツ、カタール航空も路線を持っていますのでこれ等のキャリアを利用する中東経由もチョイスの一つになるかと思います。1)北米経由 2)欧州経由 3)中東経由 この3つからのチョイスが今回一般的なルートかと思います。 今回、欧州経由でも私の最近のお気に入りトルコ航空を利用させて頂きました。機内食も世界3大料理のトルコの名に恥じない満足のいく内容でした。イスタンブールを経由していざサンパウロへ向け出発です。トルコ航空のルートはイスタンブールより、一旦乗降客のためサンパウロにストップした後に最終的にはブエノスアイレス行きとなります。観光も兼ねての南米旅行をお考えであればブエノスアイレス往復で切ってサンパウロにストップオーバーという形にすればより幅広い旅程が立てられるかもしれないですね。 その他英国航空、ルフトハンザドイツ航空、KLMオランダ航空、エールフランス等も路線がありますのでぜひとも料金や所要時間を米国系、エアカナダ等と比較して検討してみて下さい。
しかし今後組み合わせ抽選が終わるとブラジル国内の移動計画も必要となって参ります。実はこちらの方が状況は厳しいかもしれません。先日もブラジル紙がW杯期間中の国内線の高騰を予想した記事を掲載。1時間弱のサンパウロとリオデジャネイロ間の航空運賃1万円数千円前後の価格が何と最大で10数倍以上になると予想していました。つまり1万円のチケットが10万円以上になる可能性もある訳です。国土の大きなブラジルですので短期滞在の旅行者がブラジル国内を他の方法で移動ということは余り考えられません。 出来るだけ早い段階で予約する、遅延等が発生したことも想定して出来るだけ余裕を持った旅程を立てる、欲張り過ぎる計画を立てない等を守って早めに手配を進めて下さい。 もちろんホテルも同様で既にW杯期間中の高騰は当たり前と思って下さい。但し余り焦らずにじっくり検討することも重要です。
●ブラジルへ持参するものさて来てみて困ったのがこのコンセントの形状です。前回南アフリカのW杯でも日本から持参したプラグが入らず結局ショッピングセンターで購入したのですが今回ブラジルへ来てみると何と同じようなコンセント。南半球に多いタイプのコンセントなのでしょうか!?残念ながら今回南アフリカで購入したものは持参しておらず一般的な数種類のプラグではやっぱり入りそうで入らないことが判明。舌打ちしながら再びショッピングセンターで購入しました。 今回意外と困ったのが言葉の壁。英語が通じそうで通じない。このコンセントを購入するのも英語が通じない。お店のおばちゃんがGOOGLEで入力して訳せというのでやっと分かって貰えた次第。インターネット有難うと素直に感謝しました。値段は忘れましたが確実に日本で購入した方が安いと思われます。このコンセントタイプではないホテルも多々ありましたが持参される方がより安心と思います。 そして今回大変だったの衣類。防寒着+真夏の服が必要です。季節の変わり目ではありますがリオデジャネイロや更にそれより北のエリアは確実に暑いです。サンパウロから下は多少肌寒い日や場所があるかもしれません。 それよりも暑いのでどこもかしこもクーラーでどんどん冷やす。これがブラジル流 お も て な し です。ホテルの部屋、空港、飛行機の中、バスの中あらゆる所でクーラーをがんがん利かせてもう真冬並みの寒さです。女性の方、クーラーの嫌いな方、平均的な感覚の皆様、厚手のアノラックやウインドブレーカー、薄いダウンジャケット、足下もしっかりしたソックスがあれば更に安心です。お忘れなく!
●ブラジルは公共交通機関よりタクシーがお得貧乏性からなのかまたは日本人らしさが出てしまうのかタクシーやハイヤーではなくついつい公共交通機関に乗りたくなってしまいます。もちろんタクシーは高いという先入観からなのですが便利さ、時間の短縮、料金差を考えたらブラジルでは断然タクシーがお得です。 空港から市内へのバスに乗るのは非常に簡単です。これが落とし穴。空港にあるブースで切符を購入して所定の場所も分かりやすく表示されているので移動。そして乗る。 ところがこの空港バス、逆に降りるのが大変です。表示なし、アナウンスなしでばんばん飛ばす。何となく分かるだろうと高を括っていたら、まああ本当に降りる所が分からない。ガイドブックも持っていたのですがこれも全く役に立たない。隣の乗客に聞き、狭い車内で移動して運転手に何度も聞いてやっと降りる始末。降りる場所が分からないのにどんどん走って行くバスに乗っているのはある意味恐怖に近いものがあります。 そのバス料金も結構高めの設定でタクシーを使ってみたら何だかバスを使うのが馬鹿らしくなってきました。タクシーが安いとは言いませんが料金差と便利さを考え比較したら間違いなくタクシーに軍配が挙がりました。
●ブラジルの地下鉄日本と同様ブラジルの地下鉄は比較的使いやすくなっています。但しコンフェデでもそういう対応がありましたが大会期間中は混雑緩和のため観戦チケットによって開催スタジアムの降車駅が指定される等がある見込みです。 また滞在中に最もびっくりした、パニックになったのは工事中や理由不明ながらクローズしている駅があり大幅に時間が掛かったり、アポに間に合わなかったりということがありましたので注意が必要です。
●英語は意外な程通じません米国をはじめ世界中からの観光客も多いと思うのですが前述したように英語はかなり通じません。もちろんタクシーも通じない運転手さんが多々います。 それよりも不便だったのが空港の自動チェックイン機。便利な機械がせっかくあるのに英語表記のチョイスがありません。ポルトガル語のみの表記で最初は係員を読んで教えて貰いながらやっていたんですが2度3度とやるうちに意味が分からなくても手順を覚えてそれ以降は自分で適当に出来るようにはなりましたが、それでもやっぱり英語表記に切り替わらないのは何とも不便です。来年の本大会へ向け改善されるかもしれませんが....。
●コンフェデレーションズカップ観戦さて前置きがながくなりましたがここからはレシフェでのコンフェデの観戦の様子を少しだけお伝えします。レシフェへはフライトの都合で試合当日の到着となりましたが無事にイタリア対日本戦を楽しませて頂きました。 ブラジル全体を見ると地方都市の方が治安が悪い場合が多いようですがこのレシフェも中心地を少し逸れるとテレビ番組ではありませんが裸足の子供が路地でボールを蹴っているというような風景を何度も見ました。写真はありませんがそんな雰囲気と思って下さい。 そのためサンパウロ、リオデジャネイロよりもタクシーを使う機会が大変多かったです。空港/ホテル間、所用で外出する時、観戦のために地下鉄の駅への往復等全てタクシーを使用しました。普段旅行中は食事代くらいで現金は余り持ち歩かないのですが多めに持参する、小まめにキャッシュディスペンサーで下ろしある程度手持ちがある方が良いと思います。
日本の在ブラジル大使館のホームページはコンフェデ前には注意情報や現地での地下鉄の情報等有益な情報をたくさん掲載していました。ぜひとも出発前、後にも活用して下さい。 そしてご存知のようにコンフェデ期間中はW杯開催反対のデモが過激化するニュースを頻繁にやっていましたが私の滞在中に実際に生でそのような場面にはほとんど遭遇しませんでした。 それでも今後も同様のデモがある可能性は非常に高いようです。定期的に大使館のホームページをチェックされたりし、情報収集されることをお勧めします。
シャトルバスを降りるポイントから実際のスタジアムまで少し歩きます。この日は雨模様でしたが万が一の天候を予想して合羽を持参されることをお勧めします。
この続きはまたの機会にご案内します>>>>>
注)記事に関するお問い合わせはお承り出来ませんのでご了承下さい。
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